彼女と付き合い始めて、今年でもう5年になる
“長すぎた春”そんな言葉があるが、40を過ぎてバツ一の私にはもう無縁だ。
5年も付き合ってくれている彼女がいる事自体が奇跡であり、感謝する毎日なのだ。
なぜ結婚しないのか?と、親しい人たちからは言われた事もあったが、まあ、それなりに色々複雑な事情がある。
私には離婚した元妻の下に18歳になる娘と16歳の息子がいる。
協議離婚だったので、当時の私の稼ぎを目安にして毎月養育費を払っている。
毎月8万円だ。
多いのか少ないのかはどうでもいい。 とりあえず、あの貪欲な元妻が生活の安定と心の安定を保てれば、子供たちにも大きな悪影響は無いだろうと思い、むこうの言い値で
この額にしている。
離婚して16年が経つ。
当時は借金の返済と仕事の急がしに追われ、考える暇もなかったが、今思うと今まで本当によく払い続けているものだと、我ながら関心する。
仕事は月曜から金曜までの昼間の定時の仕事以外に、夜は夜で居酒屋でバイトし、週末になると夜中の電話受付業務(殆どがクレーム対応)のバイトをこなし、自分から休みを取らない限りは無休で働き続けた。
月曜の週末のバイト明けで入る定時の仕事は本当にキツイ。
眠さとの過酷な戦いで、昼休みは食事を取る時間も惜しんで眠りこけた。
自分の場合、毎月50万は稼がないと人並みな生活は出来ないと思っていた。
バイトを一つ減らして節約するという手もあったのだが、この年で節制を始めてしまったら、体力の衰えに拍車がかかると思った私は、ひたすら積極的な攻めの生活を貫いた。